桶川ストーカー殺人事件―遺言 [本]
いや〜。
これはまずいよ。
こんな事件はあってはいけなかったよ。
事件当時は、普通の?ストーカー殺人として認識していたが、この本を読んで警察の杜撰ではすまされない最悪な行動に辟易してしまった。
こんな埼玉県警上尾署の行動を見ていると、うちの妻がよく言う「絶対に自分の子どもに警察官にはなってほしくない!」っていう言にも思わず項垂れ賛成せずにはいられない。
それだけ、この時の対応は批難されるに値する。
本書ではひとりの週刊誌記者(フォーカス)が、孤軍奮闘、殺人犯を捜し当て、警察の腐敗を暴いた……。1999年の10月、埼玉県の桶川駅前で白昼起こった女子大生猪野詩織さん殺害事件。彼女の悲痛な「遺言」は、迷宮入りが囁かれる中、警察とマスコミにより歪められるかに見えた。だがその遺言を信じ、執念の取材を続けた記者が辿り着いた意外な事件の深層、警察の闇をあぶり出している。
警察の中でも、異議を感じる方もいたようだが、もみ消し圧力は相当なものだったのだろう。
官僚制、構造的問題なんだろうけど警察組織の中でもそこを打破する個人っていうのは残念ながら皆無なんだね。まぁみんな嫁も子どもいれば出る杭にはなりたくないのね。
現在埼玉県民としては残念でまた怖い事件でした。
結構オススメの本です。
僕はkindleで読みました。
これはまずいよ。
こんな事件はあってはいけなかったよ。
事件当時は、普通の?ストーカー殺人として認識していたが、この本を読んで警察の杜撰ではすまされない最悪な行動に辟易してしまった。
こんな埼玉県警上尾署の行動を見ていると、うちの妻がよく言う「絶対に自分の子どもに警察官にはなってほしくない!」っていう言にも思わず項垂れ賛成せずにはいられない。
それだけ、この時の対応は批難されるに値する。
本書ではひとりの週刊誌記者(フォーカス)が、孤軍奮闘、殺人犯を捜し当て、警察の腐敗を暴いた……。1999年の10月、埼玉県の桶川駅前で白昼起こった女子大生猪野詩織さん殺害事件。彼女の悲痛な「遺言」は、迷宮入りが囁かれる中、警察とマスコミにより歪められるかに見えた。だがその遺言を信じ、執念の取材を続けた記者が辿り着いた意外な事件の深層、警察の闇をあぶり出している。
警察の中でも、異議を感じる方もいたようだが、もみ消し圧力は相当なものだったのだろう。
官僚制、構造的問題なんだろうけど警察組織の中でもそこを打破する個人っていうのは残念ながら皆無なんだね。まぁみんな嫁も子どもいれば出る杭にはなりたくないのね。
現在埼玉県民としては残念でまた怖い事件でした。
結構オススメの本です。
僕はkindleで読みました。
ブラック企業 日本を食いつぶす妖怪 [本]
先日、BOOK OFF でたまたま見つけたので購入。
ちょっと前にブラック企業旋風を巻き起こしユニクロのブラック疑惑関連の記事でネットを席巻する発端となったともいえるのが本書「ブラック企業 日本を食いつぶす妖怪」ですね。
内容は、近年の日本企業の労使関係の不均衡で発生する多種多様の問題点から、特に若者の鬱病、医療費や生活保護の増大、少子化、消費者の安全崩壊、教育・介護サービスの低下等の社会的損失が発生している実態を分析し、著者なりの解決への提案をしている体となっている。
読むとなるほど頷ける時もあるのだが、ふと考え直す、それじゃ一面的に過ぎないんじゃないかな?と思い直す事も多い読書体験だった。
本書によると、問題はユニクロ、ワタミ等のブラック企業が旧来の日本型雇用による労使関係において企業の利益になる部分(新卒一括採用での大量の労働力の獲得)だけを利用し、それに対となるべき企業の責務(雇用保障)を放棄することで企業としての業績を伸ばし、結果、若者は道具として使い捨てられ(法の網をかいくぐって解雇はせずに自主退職に追い込む)、精神を病み、本来得ることの出来るはずの失業手当の取得も出来ずに、いつの間にか生活保護に転落せざるを得ない事実だったりする。
ただ、僕が思うにブラック企業のブラックな側面は多々あり批判されるべきだとしても、ただ雇用を守るよりも逆に解雇を容易にした方が問題の解決に一歩近づけるのでないかと思う。
もちろんセーフィティネットの整備が先行して必要だが、
現在は業種間、労使間で雇用のミスマッチが甚だしいように思う。昔に比べ、仕事の種類は圧倒的に増え、それにマッチする人材なんて、雇ってみて、労働者側も仕事をしてみて初めて自分の適正や意欲が分かってくる部分がある。その時、強固な解雇規制があると企業はコストだけを持つ事になり、それはリスクだ。だから精神疾患に追い込む方法で自主退職を決断させる。それより解雇を容易にして、労働市場の流動性を高めた方が現代においては雇用のミスマッチを改善できるのではないかと思う。
解雇されても、自分で辞めても次のステージでトライできる環境があることが健全であり、効率を高める素地であるはずだと思う。
これは短い自分の社会人経験、会社人経験の中で感じていることだ。
本書では、やはり理想論(かなわない)的に読めてしまう。
本書内のマインドでは到底解決には遠いのではないだろうか。
ちょっと前にブラック企業旋風を巻き起こしユニクロのブラック疑惑関連の記事でネットを席巻する発端となったともいえるのが本書「ブラック企業 日本を食いつぶす妖怪」ですね。
内容は、近年の日本企業の労使関係の不均衡で発生する多種多様の問題点から、特に若者の鬱病、医療費や生活保護の増大、少子化、消費者の安全崩壊、教育・介護サービスの低下等の社会的損失が発生している実態を分析し、著者なりの解決への提案をしている体となっている。
読むとなるほど頷ける時もあるのだが、ふと考え直す、それじゃ一面的に過ぎないんじゃないかな?と思い直す事も多い読書体験だった。
本書によると、問題はユニクロ、ワタミ等のブラック企業が旧来の日本型雇用による労使関係において企業の利益になる部分(新卒一括採用での大量の労働力の獲得)だけを利用し、それに対となるべき企業の責務(雇用保障)を放棄することで企業としての業績を伸ばし、結果、若者は道具として使い捨てられ(法の網をかいくぐって解雇はせずに自主退職に追い込む)、精神を病み、本来得ることの出来るはずの失業手当の取得も出来ずに、いつの間にか生活保護に転落せざるを得ない事実だったりする。
ただ、僕が思うにブラック企業のブラックな側面は多々あり批判されるべきだとしても、ただ雇用を守るよりも逆に解雇を容易にした方が問題の解決に一歩近づけるのでないかと思う。
もちろんセーフィティネットの整備が先行して必要だが、
現在は業種間、労使間で雇用のミスマッチが甚だしいように思う。昔に比べ、仕事の種類は圧倒的に増え、それにマッチする人材なんて、雇ってみて、労働者側も仕事をしてみて初めて自分の適正や意欲が分かってくる部分がある。その時、強固な解雇規制があると企業はコストだけを持つ事になり、それはリスクだ。だから精神疾患に追い込む方法で自主退職を決断させる。それより解雇を容易にして、労働市場の流動性を高めた方が現代においては雇用のミスマッチを改善できるのではないかと思う。
解雇されても、自分で辞めても次のステージでトライできる環境があることが健全であり、効率を高める素地であるはずだと思う。
これは短い自分の社会人経験、会社人経験の中で感じていることだ。
本書では、やはり理想論(かなわない)的に読めてしまう。
本書内のマインドでは到底解決には遠いのではないだろうか。
私の男 [本]
浅野忠信主演で映画化にともない
書店でひら積みにされた文庫「私の男」が僕の目にとまった。
早速、iBooksで検索してダウンロード。
あとから知ったけど直木賞受賞作ですのね。
これ、読むと、「いや〜なぁ」感じが常につきまとっての読書体験になるんですけどかなり面白くてあっという間に読み終えてしまいます。
そりゃ、「近親相姦」が主題なんだもの、悪趣味です。
結婚式を翌日に控えた腐野花が婚約者の美郎、父の淳悟と3人で会食する場面から始まる。年月をさかのぼっていく形で物語は進み、同時に舞台も東京から北へ変わっていく。
竹中花は9歳のとき、奥尻島を襲った北海道南西沖地震による津波で家族を亡くし、親戚に当たる腐野淳悟によって引き取られ北海道の紋別市で暮らす。それ以来、花は淳悟と離れないと決意する、どうしても離れられない「何か」を感じてしまう花、そして秘密の愛により起きる悲しげな殺人、親子の愛(近親相姦)は誰にも邪魔させない。。
けどね、読後感はしっくりこないのよ。「愛」って感じはなんとなく分かるけど、冷静に考えると「どうして?」って思うことが多い。
娘を持つ父としての視点がある今の自分には、やはり「オゾマシク」感じられるよ。
書店でひら積みにされた文庫「私の男」が僕の目にとまった。
早速、iBooksで検索してダウンロード。
あとから知ったけど直木賞受賞作ですのね。
これ、読むと、「いや〜なぁ」感じが常につきまとっての読書体験になるんですけどかなり面白くてあっという間に読み終えてしまいます。
そりゃ、「近親相姦」が主題なんだもの、悪趣味です。
結婚式を翌日に控えた腐野花が婚約者の美郎、父の淳悟と3人で会食する場面から始まる。年月をさかのぼっていく形で物語は進み、同時に舞台も東京から北へ変わっていく。
竹中花は9歳のとき、奥尻島を襲った北海道南西沖地震による津波で家族を亡くし、親戚に当たる腐野淳悟によって引き取られ北海道の紋別市で暮らす。それ以来、花は淳悟と離れないと決意する、どうしても離れられない「何か」を感じてしまう花、そして秘密の愛により起きる悲しげな殺人、親子の愛(近親相姦)は誰にも邪魔させない。。
けどね、読後感はしっくりこないのよ。「愛」って感じはなんとなく分かるけど、冷静に考えると「どうして?」って思うことが多い。
娘を持つ父としての視点がある今の自分には、やはり「オゾマシク」感じられるよ。
男の子のしつけに悩んだら読む本 [本]
これはとっても実用的な子育て本です。
23年にわたる保育士の経験を生かした著者による本書は、「男の子」の子育てをテーマにそこを掘り下げている。特に子育てママが「男の子」を育てる上で直面する悩みに、実用的なアドバイスを送っていてと思う。
パパである僕が読んでも、「分かる〜」、「あるある」、「うんうん」、「なるほど!」と感じられる箇所が多くて、ママでもパパでもやんちゃな「男の子」を育てる親には是非、ぜひ、オススメです。
僕は現在3才の男児と1才の女児を育てるパパなのですが、この本を読んでみて、もっともっと早くこの本に出会っていたら良かったとつくづく思わされた。
もともと女性であるママは男性である男の子の習性、行動様式が感覚的に理解出来ないので、同じことを男の子がして、ママだと「こら〜」「ダメ」って言うことでも、パパが見ても実はなんとも思わないことが沢山ある。これが基本となって男の子を育てるママは小言が増え、ストレスを感じるようですね。
たとえば、男の子は女の子に比べて、
とにかく動くのが好き、動く物に惹かれる。
冒険的なことが好き。
自分の操作で物が動いたり音が出たりするのが好き。
何でも触って確かめたい。
「したい」と思ったらせずにいられない。
荒っぽいことが・破壊的なことが好き。
一人でも平気。
とか、、、男児・女児ともに育てるパパとして上記はまさに男児に多くみられる傾向です。これは確かに女児にくらべて子育てが大変ですよね。しかし男の子であるパパは同じ感覚、経験があるのでママに比べて、それらを見ても特に何とも思わないんですね。なるほど。
「しつけ」は「教えること」、けっして「怒ること」ではありません。
というのも納得です。
これは何かをしつけるとき、今すぐ直す目的に怒りがちですが、しつけは今すぐ矯正する行為ではなく教えて、以後、未来にできるようになれば良いというのが本来なのです。
とはいっても、僕も怒るし、時にはゲンコツもしちゃいますけどね。
あと、よく言われるように男の子も5才になると見違えるように分別ができるようになると本書でも言われています。そこまで、なんとか進めばそれまでのしつけも実る実感が持てるのでしょうね。
本書には具体的なアドバイス、どこをどう考え改めるとどれだけ気持ちも楽になり子育てもスムーズいく可能性があるかという形で書かれているので、読むと実行したくなります。
さらっと1日2日の都合の良い時間だけで読めちゃうので、子育てに忙しいママにもうってつけです。
23年にわたる保育士の経験を生かした著者による本書は、「男の子」の子育てをテーマにそこを掘り下げている。特に子育てママが「男の子」を育てる上で直面する悩みに、実用的なアドバイスを送っていてと思う。
パパである僕が読んでも、「分かる〜」、「あるある」、「うんうん」、「なるほど!」と感じられる箇所が多くて、ママでもパパでもやんちゃな「男の子」を育てる親には是非、ぜひ、オススメです。
僕は現在3才の男児と1才の女児を育てるパパなのですが、この本を読んでみて、もっともっと早くこの本に出会っていたら良かったとつくづく思わされた。
もともと女性であるママは男性である男の子の習性、行動様式が感覚的に理解出来ないので、同じことを男の子がして、ママだと「こら〜」「ダメ」って言うことでも、パパが見ても実はなんとも思わないことが沢山ある。これが基本となって男の子を育てるママは小言が増え、ストレスを感じるようですね。
たとえば、男の子は女の子に比べて、
とにかく動くのが好き、動く物に惹かれる。
冒険的なことが好き。
自分の操作で物が動いたり音が出たりするのが好き。
何でも触って確かめたい。
「したい」と思ったらせずにいられない。
荒っぽいことが・破壊的なことが好き。
一人でも平気。
とか、、、男児・女児ともに育てるパパとして上記はまさに男児に多くみられる傾向です。これは確かに女児にくらべて子育てが大変ですよね。しかし男の子であるパパは同じ感覚、経験があるのでママに比べて、それらを見ても特に何とも思わないんですね。なるほど。
「しつけ」は「教えること」、けっして「怒ること」ではありません。
というのも納得です。
これは何かをしつけるとき、今すぐ直す目的に怒りがちですが、しつけは今すぐ矯正する行為ではなく教えて、以後、未来にできるようになれば良いというのが本来なのです。
とはいっても、僕も怒るし、時にはゲンコツもしちゃいますけどね。
あと、よく言われるように男の子も5才になると見違えるように分別ができるようになると本書でも言われています。そこまで、なんとか進めばそれまでのしつけも実る実感が持てるのでしょうね。
本書には具体的なアドバイス、どこをどう考え改めるとどれだけ気持ちも楽になり子育てもスムーズいく可能性があるかという形で書かれているので、読むと実行したくなります。
さらっと1日2日の都合の良い時間だけで読めちゃうので、子育てに忙しいママにもうってつけです。
言うこと聞かない!落ち着きない! 男の子のしつけに悩んだら読む本
- 作者: 原坂一郎
- 出版社/メーカー: すばる舎
- 発売日: 2010/11/18
- メディア: 単行本
稼ぐ「デザイン力!」 [本]
何か仕事のヒントになればと思い、
こんな本を読んでみた。
デザインとスタイリングの違い。
メーカーに必要とされる「サービスのデザイン」とは?
本書ではビジネスの側面から、身近にある商品(iPod、Wii)等を例に挙げ、その本質を分かりやすく解説している。
有り体だが、如何に価値を具現化していくか、そのプロセスに大切なタイミングやスピード感などについて実際のデザインの仕事に関わる人もそうでない人にも大変取っ付きやすく説明されているので読みやすい。
確かに「グググウ」っとくる何かがある本ではないですが、一度立ち止まって自分が提供できる、または提供したい価値をデザインするということに再度コミットするいい機会を得ることができた。
最近読んだ何かの本にも書いてあったが、、とにかく変化、変化、変化、それ自体が成長なんだよ。
kindle版、安いぜよ。
こんな本を読んでみた。
デザインとスタイリングの違い。
メーカーに必要とされる「サービスのデザイン」とは?
本書ではビジネスの側面から、身近にある商品(iPod、Wii)等を例に挙げ、その本質を分かりやすく解説している。
有り体だが、如何に価値を具現化していくか、そのプロセスに大切なタイミングやスピード感などについて実際のデザインの仕事に関わる人もそうでない人にも大変取っ付きやすく説明されているので読みやすい。
確かに「グググウ」っとくる何かがある本ではないですが、一度立ち止まって自分が提供できる、または提供したい価値をデザインするということに再度コミットするいい機会を得ることができた。
最近読んだ何かの本にも書いてあったが、、とにかく変化、変化、変化、それ自体が成長なんだよ。
kindle版、安いぜよ。
ソウルケイジ [本]
またあっという間に読了。
誉田哲也さんによる「ストロベリーナイト」に続くシリーズ警察小説の第二弾がこの「ソウルケイジ」。
多摩川の土手で発見された手首、しかしその他の遺体は発見されず死体なき殺人事件として捜査が進行する。第一発見者である工務店勤務の三島耕介は、父親を9年前に建設現場での転落死で亡くしていた。一方、耕介と付き合っていた中川美智子に聞き込みを行った玲子は、彼女の父もまた、2か月前に建設現場で事故死していたことを知る。。。
今回は前作に比して地味な雰囲気、地味で地道にストーリー進行していく。
テーマは父性、父子の物語を描いているのだが、どうしても中途半端。
面白いのだが、結局はラストの大団円がピークでありどうしても、前作のようなエキセントリックな味わいは描かれていなく、刺激的ではない。
でも、、、
「子供を真っ直ぐ育てたいなら、自分が真っ直ぐ生きるべきだし、子供に自立した生き方をさせたかったら、まず自分が自立した姿を示すべきだろう」
ってのはその通りだと思う。
中途半端だが、おもしろ〜いんだよ。
次作も読みたいわ〜。
途中で宮部みゆきさんの「火車」も思い出したわ。
誉田哲也さんによる「ストロベリーナイト」に続くシリーズ警察小説の第二弾がこの「ソウルケイジ」。
多摩川の土手で発見された手首、しかしその他の遺体は発見されず死体なき殺人事件として捜査が進行する。第一発見者である工務店勤務の三島耕介は、父親を9年前に建設現場での転落死で亡くしていた。一方、耕介と付き合っていた中川美智子に聞き込みを行った玲子は、彼女の父もまた、2か月前に建設現場で事故死していたことを知る。。。
今回は前作に比して地味な雰囲気、地味で地道にストーリー進行していく。
テーマは父性、父子の物語を描いているのだが、どうしても中途半端。
面白いのだが、結局はラストの大団円がピークでありどうしても、前作のようなエキセントリックな味わいは描かれていなく、刺激的ではない。
でも、、、
「子供を真っ直ぐ育てたいなら、自分が真っ直ぐ生きるべきだし、子供に自立した生き方をさせたかったら、まず自分が自立した姿を示すべきだろう」
ってのはその通りだと思う。
中途半端だが、おもしろ〜いんだよ。
次作も読みたいわ〜。
途中で宮部みゆきさんの「火車」も思い出したわ。
暴力団 [本]
暴力団取材で有名な溝口敦さんの著作、その名も「暴力団」を読了。
最近、暇ではないが、読書づいている。
なぜ暴力団はなくならないのか? そんな疑問、
そして学歴、年収、出世の条件とは? そんな疑問、
に分かりやすく答える?ってたいした回答ではないんですけどね。
ヤクザの語源についての箇所は、へ〜って思いましたけど。
で何よりも知らなかったのは時代劇でよく目にする「岡っ引き」、銭形平次とか、あの岡っ引きですけど。あれって起源はというと、は軽犯罪者の罪を許し手先として使った放免ということらしく、つまり今でいう警察等の公務員ではなく、実は地元に目のきく暴力団みたいな人を警察が使用したってことだったのですね。
でもって、
作者によると今後は確実に暴力団はいなくなるということを予言めいて言っている。
主要因は経済的な問題でかつての用に暴力団もうまくシノギを得ることが難しくなり、リスクをおかしてもお金がなく、優雅な生活ができない。だからなり手どんどん減っているということ。そこには日本の暴力団特有の背景もあるということらしいがね。そしてある意味どうどうとした犯罪組織である暴力団にとって代わってきているのがあの関東連合に代表される陰で少人数で群れた半グレ集団ということらしい。確かに「関東連合」でググるとすごいこと、すごいこと、芸能人関係との暗躍ぶりとかまことしやかに、面白おかしく書かれている記事が多い事多い事。
てな本でした。
最近、暇ではないが、読書づいている。
なぜ暴力団はなくならないのか? そんな疑問、
そして学歴、年収、出世の条件とは? そんな疑問、
に分かりやすく答える?ってたいした回答ではないんですけどね。
ヤクザの語源についての箇所は、へ〜って思いましたけど。
で何よりも知らなかったのは時代劇でよく目にする「岡っ引き」、銭形平次とか、あの岡っ引きですけど。あれって起源はというと、は軽犯罪者の罪を許し手先として使った放免ということらしく、つまり今でいう警察等の公務員ではなく、実は地元に目のきく暴力団みたいな人を警察が使用したってことだったのですね。
でもって、
作者によると今後は確実に暴力団はいなくなるということを予言めいて言っている。
主要因は経済的な問題でかつての用に暴力団もうまくシノギを得ることが難しくなり、リスクをおかしてもお金がなく、優雅な生活ができない。だからなり手どんどん減っているということ。そこには日本の暴力団特有の背景もあるということらしいがね。そしてある意味どうどうとした犯罪組織である暴力団にとって代わってきているのがあの関東連合に代表される陰で少人数で群れた半グレ集団ということらしい。確かに「関東連合」でググるとすごいこと、すごいこと、芸能人関係との暗躍ぶりとかまことしやかに、面白おかしく書かれている記事が多い事多い事。
てな本でした。
「20年後、中国は最も貧しい国になる 」 ヒラリー・クリントンの予言 [本]
「20年後、中国は最も貧しい国になる」ってええええって。
けど、最近の時間感覚だとあり得るかも、、、って感じで買っちゃいました。
kindleだと250円ですが、iBooksだと100円だったのでiBooksポチッと。
さすが最強の元国務長官、そして未来の初の女性大統領を目指す方の洞察は一理あるのかも、、、と上から目線な感想。
[特にこの辺]
中国政府の政治は、いわゆる国民を騙し人間性に背く以外の何物でもない。国民大衆は過去の権力の奴隷から現在は金銭の奴隷に変わっている。このような政権がいかに人民の尊重と信頼を得られようか。
でもね、中国が実今現在、一番最先端の高度資本主義国家なのかもしれませんね。
あらゆる場面で「差」を作る天才が沢山いる。なにしろ13億超の人口がいるわけですから。
これからも、ヒラリーには注目ですね。
けど、最近の時間感覚だとあり得るかも、、、って感じで買っちゃいました。
kindleだと250円ですが、iBooksだと100円だったのでiBooksポチッと。
さすが最強の元国務長官、そして未来の初の女性大統領を目指す方の洞察は一理あるのかも、、、と上から目線な感想。
[特にこの辺]
中国政府の政治は、いわゆる国民を騙し人間性に背く以外の何物でもない。国民大衆は過去の権力の奴隷から現在は金銭の奴隷に変わっている。このような政権がいかに人民の尊重と信頼を得られようか。
でもね、中国が実今現在、一番最先端の高度資本主義国家なのかもしれませんね。
あらゆる場面で「差」を作る天才が沢山いる。なにしろ13億超の人口がいるわけですから。
これからも、ヒラリーには注目ですね。
「20年後、中国は最も貧しい国になる 」 ヒラリー・クリントンの予言
- 出版社/メーカー: ゴマブックス株式会社
- メディア: Kindle版
勝ち続ける意志力 [本]
話題の作、日本人初のプロゲーマー梅原大吾さんによる『勝ち続ける意志力 世界一プロ・ゲーマーの「仕事術」』を読了(kindle ※本当に最近は電子書籍しか買わなくなってきた)
世界のゲームファンから「神」と崇められ、
「世界一長く賞金を稼いでいるプロ・ゲーマー」としてギネスブックに認定されるなど数々の伝説を残すゲーマー・梅原大吾が想いを語る本書。
彼のご両親は、勉強をしなさい、ゲームなんかしないで運動をしなさい、とは決して言わなかった。
常にウメハラがやりたい事、好きな事をさせてくれていた。
けど、彼自身は葛藤を抱えながら大好きなゲームを続ける。ねぜ、自分がやり続ける対象がゲームなのか、よりによって。野球でも、サッカーでも、なく、いい高校、いい大学、いい会社も目指さずに。
周囲のゲーム仲間も次第に、個々の理由でゲームから離れて行くなか・・・
奇跡の伝説として語りつがれるアメリカでの世界大会でのウメハラの大逆転劇は「背水の逆転劇」と呼ばれる。この映像はゲームに無関心な僕でも胸躍る、しびれる瞬間だ。
結果的に強靭な意志が成した姿の数々なのに、それが実は不安の中でずっと長い間育まれたものだという事実が伝わる本書による独白には驚愕。
僕がゲームを卒業したのは中2の事。その頃からずっとずっと研鑽を積んだウメハラがゲームの世界で希代のスターとして今も勝ち続けている事に脱帽。
「若いうちに失敗した方がいいのではなく、若いうちから失敗した方がいいだけだ。」
この本はマジ刺激的です。
オススメ。
世界のゲームファンから「神」と崇められ、
「世界一長く賞金を稼いでいるプロ・ゲーマー」としてギネスブックに認定されるなど数々の伝説を残すゲーマー・梅原大吾が想いを語る本書。
彼のご両親は、勉強をしなさい、ゲームなんかしないで運動をしなさい、とは決して言わなかった。
常にウメハラがやりたい事、好きな事をさせてくれていた。
けど、彼自身は葛藤を抱えながら大好きなゲームを続ける。ねぜ、自分がやり続ける対象がゲームなのか、よりによって。野球でも、サッカーでも、なく、いい高校、いい大学、いい会社も目指さずに。
周囲のゲーム仲間も次第に、個々の理由でゲームから離れて行くなか・・・
奇跡の伝説として語りつがれるアメリカでの世界大会でのウメハラの大逆転劇は「背水の逆転劇」と呼ばれる。この映像はゲームに無関心な僕でも胸躍る、しびれる瞬間だ。
結果的に強靭な意志が成した姿の数々なのに、それが実は不安の中でずっと長い間育まれたものだという事実が伝わる本書による独白には驚愕。
僕がゲームを卒業したのは中2の事。その頃からずっとずっと研鑽を積んだウメハラがゲームの世界で希代のスターとして今も勝ち続けている事に脱帽。
「若いうちに失敗した方がいいのではなく、若いうちから失敗した方がいいだけだ。」
この本はマジ刺激的です。
オススメ。
勝ち続ける意志力 世界一プロ・ゲーマーの「仕事術」 (小学館101新書)
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2012/04/07
- メディア: Kindle版
ゴールデンスランバー [本]
伊坂幸太郎さんの「ゴールデンスランバー」読了。(kindkeにて)
映画化もされていた本作。
何度か行った事のある仙台が舞台ということもあり、頭に情景を描きやすくて良かった。
内容は『首相公選制が存在する架空の現代。仙台市では金田首相の首相就任凱旋パレードが盛大に行われていた。それと時を同じくして、主人公の青柳雅春は、数年ぶりに旧友の森田森吾と再会していた。森田の様子がおかしいことを訝しむ青柳に、森田は恐るべきことを告げる。それはあまりにも巨大な陰謀。青柳は友達の力を借りて逃亡を始めるが…』
もっとスリリングで硬派なサスペンスかと思って読み始めたのだが、次第に本作は人間性を描いた青春ドラマだと気付く、、、端々に「?」と思う設定がさらっと、いとも強引に入ることがあって違和感も感じるのだが、、、そこは力強いストーリテリングで読ませる。そうグイグイと引き込まれてあっという間に読了に至った。
けど、最後はそもそものサスペンスとして完結しない、、「真犯人」「真相」といった概念を全く無視するスタイルは確かに賛否を呼ぶよね。
小説だから「あり」かもしれないが、これが映画となるとどう終わらせるの?終わらせ方がとってお難しいだろうことは想像できる。
実は結構食わず嫌いだった伊坂幸太郎さんなのだが、本作で考えが改まった。
今後は他作にもチャレンジしてみようかしら。
いずれにせよ、この小説はとってもオススメ!!
映画化もされていた本作。
何度か行った事のある仙台が舞台ということもあり、頭に情景を描きやすくて良かった。
内容は『首相公選制が存在する架空の現代。仙台市では金田首相の首相就任凱旋パレードが盛大に行われていた。それと時を同じくして、主人公の青柳雅春は、数年ぶりに旧友の森田森吾と再会していた。森田の様子がおかしいことを訝しむ青柳に、森田は恐るべきことを告げる。それはあまりにも巨大な陰謀。青柳は友達の力を借りて逃亡を始めるが…』
もっとスリリングで硬派なサスペンスかと思って読み始めたのだが、次第に本作は人間性を描いた青春ドラマだと気付く、、、端々に「?」と思う設定がさらっと、いとも強引に入ることがあって違和感も感じるのだが、、、そこは力強いストーリテリングで読ませる。そうグイグイと引き込まれてあっという間に読了に至った。
けど、最後はそもそものサスペンスとして完結しない、、「真犯人」「真相」といった概念を全く無視するスタイルは確かに賛否を呼ぶよね。
小説だから「あり」かもしれないが、これが映画となるとどう終わらせるの?終わらせ方がとってお難しいだろうことは想像できる。
実は結構食わず嫌いだった伊坂幸太郎さんなのだが、本作で考えが改まった。
今後は他作にもチャレンジしてみようかしら。
いずれにせよ、この小説はとってもオススメ!!