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はじめてのニーチェ [本]

たまたま昨日、ブックオフで手に取ったこの本がとっても面白い。
とってもコンパクトにまとまった内容は、非常に刺激的な考え方で引き込まれる。

19世紀の哲学者ニーチェ、「神は死んだ」という言葉やルサンチマン、永劫回帰などでも有名ですね。何となく凄みのある発言と写真、発狂して死んだという話などエキセントリックな周辺情報で気にはなっていても、彼が行なった哲学の仕事の中身は知らなかった。

この本で、かなり大雑把ではあるが彼が言いたかった事の一端に触れられた気がする。

主張
・とにかく目を覚ませ!
・キリスト教は邪教です!
・イエスのことは高く評価している。
・キリスト教を作ったパウロがイエスの考え方とは反対の教えを作った。
・パウロのキリスト教は一般下層民のルサンチマン(妬み、恨み)を栄養に肥大化、世界宗教となる。
・民主主義はキリスト教カルト
・すべてはパースペクティブ、客観的など神の視点含めて存在しない
・宗教改革のルターは、衰退したキリスト教会を復活させてしまった。
・このルターが反ユダヤ主義

とにかくニーチェはそれまでの、哲学者であるソクラテスからプラトン、デカルト、カントにヘーゲルまでを徹底的にコケおろしているらしい。

非常に興味深いので、別の本も買ってみよう!


新編 はじめてのニーチェ (講談社+α新書)

新編 はじめてのニーチェ (講談社+α新書)

  • 作者: 適菜 収
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2012/12/21
  • メディア: 新書




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