ゴールデンスランバー [本]
伊坂幸太郎さんの「ゴールデンスランバー」読了。(kindkeにて)
映画化もされていた本作。
何度か行った事のある仙台が舞台ということもあり、頭に情景を描きやすくて良かった。
内容は『首相公選制が存在する架空の現代。仙台市では金田首相の首相就任凱旋パレードが盛大に行われていた。それと時を同じくして、主人公の青柳雅春は、数年ぶりに旧友の森田森吾と再会していた。森田の様子がおかしいことを訝しむ青柳に、森田は恐るべきことを告げる。それはあまりにも巨大な陰謀。青柳は友達の力を借りて逃亡を始めるが…』
もっとスリリングで硬派なサスペンスかと思って読み始めたのだが、次第に本作は人間性を描いた青春ドラマだと気付く、、、端々に「?」と思う設定がさらっと、いとも強引に入ることがあって違和感も感じるのだが、、、そこは力強いストーリテリングで読ませる。そうグイグイと引き込まれてあっという間に読了に至った。
けど、最後はそもそものサスペンスとして完結しない、、「真犯人」「真相」といった概念を全く無視するスタイルは確かに賛否を呼ぶよね。
小説だから「あり」かもしれないが、これが映画となるとどう終わらせるの?終わらせ方がとってお難しいだろうことは想像できる。
実は結構食わず嫌いだった伊坂幸太郎さんなのだが、本作で考えが改まった。
今後は他作にもチャレンジしてみようかしら。
いずれにせよ、この小説はとってもオススメ!!
映画化もされていた本作。
何度か行った事のある仙台が舞台ということもあり、頭に情景を描きやすくて良かった。
内容は『首相公選制が存在する架空の現代。仙台市では金田首相の首相就任凱旋パレードが盛大に行われていた。それと時を同じくして、主人公の青柳雅春は、数年ぶりに旧友の森田森吾と再会していた。森田の様子がおかしいことを訝しむ青柳に、森田は恐るべきことを告げる。それはあまりにも巨大な陰謀。青柳は友達の力を借りて逃亡を始めるが…』
もっとスリリングで硬派なサスペンスかと思って読み始めたのだが、次第に本作は人間性を描いた青春ドラマだと気付く、、、端々に「?」と思う設定がさらっと、いとも強引に入ることがあって違和感も感じるのだが、、、そこは力強いストーリテリングで読ませる。そうグイグイと引き込まれてあっという間に読了に至った。
けど、最後はそもそものサスペンスとして完結しない、、「真犯人」「真相」といった概念を全く無視するスタイルは確かに賛否を呼ぶよね。
小説だから「あり」かもしれないが、これが映画となるとどう終わらせるの?終わらせ方がとってお難しいだろうことは想像できる。
実は結構食わず嫌いだった伊坂幸太郎さんなのだが、本作で考えが改まった。
今後は他作にもチャレンジしてみようかしら。
いずれにせよ、この小説はとってもオススメ!!
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