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八甲田山 [DVD]

遂にやっと見る事ができた映画「八甲田山」。

明治時代の陸軍が日露戦争に備え厳寒の八甲田山で雪中行軍を行った。
その結果が210人中199人が死亡するという大惨事だった。
この事件を元にした新田次郎さんの小説を映画化したのが本作だ。



主演は高倉健、そして北大路欣也、三國連太郎、前田吟、大滝秀二といった名優達が実際に真冬に八甲田山でロケを敢行して完成させただけあって、見ると本当にその痛い寒さが伝わってくる。というか良くもこんな映画撮れたなぁと恐怖を覚えるくらい、真に迫っている。

この映画に僕が興味を直接持ったのは4〜5年前に仕事で青森に行く機会が有り、ちょっとした自由時間があったものだから、クルマを飛ばし八甲田山の麓まで行ってみたのがキッカケだ。それも冬の終わりが訪れそうな2月末か3月頭くらいだったとおもう。まだ道路に雪は残り、この事件の資料館まで行ってみたが残念ながら冬期ということもあり資料館は休刊だっと。その日は穏やかな天気ということもあり、この道の先でこんな凄惨な事件が起きたのだとはにわかに信じられなかった。

八甲田山といえば、この事件により慰霊碑として建てられた銅像付近で夜にはよく幽霊の行軍があるとまことしやかにオカルト番組で心霊スポットとして紹介されていたのを見て馴染みはあった。

実際にこの映画を見て、事件の原因に想いを馳せてみたり、不本意にも亡くなられた先人達のことを考えるととてもいたたまれない、と同時に大変不可思議に思ったりもする。

いつかまた、必ず八甲田山は再訪したいと思う。


不謹慎だが、この事件は大変興味深いのだ。

僕が雪国育ちということも影響しているかもしれない。


何はともあれ、映画としては圧巻だ!

木村大作先生バンザイ!!

八甲田山 特別愛蔵版 [DVD]

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  • 出版社/メーカー: M3エンタテインメント
  • メディア: DVD





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ムカデ人間 [DVD]

久々のTSUAYAでは昨日「ムカデ人間」をレンタル。
大変な話題で、その荒唐無稽な発想とおぞましさで一世風靡していましたので、遅ればせながら鑑賞してみました。


かつてシャム双生児の分離手術の名医であったハイター博士には、これまで自身が行ってきた分離手術とは反対に、人間の口と肛門を繋げて「ムカデ人間」を造りたいという密かな願望があった。そんなある日、ヨーロッパ旅行中のアメリカ人女性リンジーとジェニーが車で移動中にタイヤがパンク、ハイター博士の家に救助を求めてくる。ハイター博士は願望を実現すべくそのチャンスに嬉々とする、そして何も知らない二人を快く迎え入れたのだった。それは狂気に満ちた惨劇の始まりだった…。



日本人が大事な役で登場していて、それによって日本人の僕としては「怖さ」から「滑稽さ」に振れた感じがあって残念でした。もっともっとおぞましい方が良かったな。

しかしよくもまぁこんなお話を立派な映画にするもんだね。
すげーは、キャスティングと演出でちゃんと魅せてくれるもんね。

この手の話が大丈夫な人には大変オススメ。

コレ三部作らしいね。楽しみだ。



ムカデ人間 [DVD]

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  • 出版社/メーカー: トランスフォーマー
  • 発売日: 2012/02/02
  • メディア: DVD




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ミスト [DVD]

これまた、見たい見たいとは思っていた作品ミストを鑑賞。
話題のラストシーンにまず言及しちゃうけど、はぁ〜?って感じ。

この系統の映画って賞味期限があるから、今見るとやっぱり古臭いんだよねCGが。
だから入り込めない。



それに絶望感の演出もなんだか弱く、狂信的な宗教女が次第にリーダーシップをとる下りも説得力に欠けます。監督のフランク・ダラボンは何を描きたかったのでしょうね?
同じスティーブンキング原作物の「ショーシャンクの空に」はとても清々しい名作なのに、その逆の極を表現したかったのでしょうが、向いていないと言うか、なんというか。

まぁこれにめげず、みなさんはランゴリアーズを見ましょう!

あと、トミーノッカーズは面白い映画ですよ。

スティーブンキング祭りが懐かしい!



ミスト [DVD]

ミスト [DVD]

  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • メディア: DVD



スティーブン・キングのランゴリアーズ [DVD]

スティーブン・キングのランゴリアーズ [DVD]

  • 出版社/メーカー: パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン
  • メディア: DVD



トミーノッカーズ [VHS]

トミーノッカーズ [VHS]

  • 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
  • メディア: VHS


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冷たい熱帯魚 [DVD]

仕事がやっと落ち着いてきたのでDVDをレンタル。

園子温監督の「冷たい熱帯魚」。

これずっっと見たい、見たいと思っていたんです。

1994年に明るみになった埼玉愛犬家連続殺陣事件をモチーフにしたこわ〜い映画。
実際の事件の残忍さ非道っぷりも耳目を惹いていましたが、その後阪神・淡路大震災が発生し、報道における同事件の扱いは縮小されその後もオウム真理教事件が相次いだことで、事件の規模のわりに余り注目されなくなってしまっていました。



実際の事件はペットショップ(ブリーダー)を舞台に発生したものですが、本作中は熱帯魚ショップに変更されています。投資詐欺等でお金を集め、じゃやまになったら殺し、死体を細かく解体骨と肉を分け骨は焼却、灰にして捨てる。肉は川などに流し魚の餌にしてしまう。そして死体は無くなる。これをボディを透明にすると特異な表現をした犯人達。作中で語られる言葉は実際の事件の犯人達の証言を元に再現されたものも多く独特なリアリティを持っています。またその強烈な印象を残す鬼畜犯人っぷりを怪演しているのが「でんでん」さんです。この演技の迫力がとってもハンパなく怖いです。この演技の凄みはスゴイです。

その他のキャストのギラギラしたパフォーマンスも必見です。
吹越満、黒沢あすか 、園子温監督と結婚した神楽坂恵のエロい感じもイイです。

必見の1作をやっと鑑賞完了です。

死体の解体シーンや殺戮の演出のグロさがなかなかなので、その方面が得意ではない方は見ない方がいいです。


冷たい熱帯魚 [DVD]

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  • 出版社/メーカー: Happinet(SB)(D)
  • メディア: DVD




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歩いても歩いても [DVD]

「奇跡」に引き続いての是枝監督作鑑賞。
今回は「歩いても歩いても」です。

夏の終わり、横山良多は妻と息子を連れて実家を訪れた。
舞台は海を間近に望む三浦海岸付近みたい。
かつて開業医だった父とそりのあわない良多は失業中ということもあり、
ひさびさの帰郷も気が重い。
明るい姉の一家も来て、横山家には久しぶりに笑い声が響く。
得意料理をつぎつぎにこしらえる母と、相変わらず家長としての威厳にこだわる父。
ありふれた家族の中に陰を落とす、それは今日が15年前に亡くなった横山家の長男の命日だということ。



率直になんで、このタイトルなんだろう?

母が我が子、を想う気持ちは
特に息子を想う強度は、男の僕にはなかなか想像が至らない位の強さがあるようだ。

家族ドラマとしての本作。
まるで小津映画を見ているようだった。
(小津映画はまともには見たことないんだけど。)

そして樹木希林はんぱね~存在感。

今回は子どもの視点を生かすというよりは、大人になっちゃったけど、歩き続けなきゃならない人の視点を強調した家族ドラマですね。

あと気付いたのは音楽がゴーイングマイホームとかぶるんだよね。
音楽の入ってくる画、タイミングが、、まあ同じスタッフなんだろうけど。

そして家族を語る上で、演出する上で「食」はとっても重要なんだろうね~。しつこいくらいに料理する音と匂いを感じさせるシーンが多い。

静かな映画です。


歩いても歩いても [DVD]

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  • 出版社/メーカー: バンダイビジュアル
  • メディア: DVD



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ゆれる [DVD]

オダギリジョー主演、西川美和監督「ゆれる」をDVDにて鑑賞。

西川監督言えば、是枝監督に見いだされ映画界に入りその才能を開花させたとのこと。
本作でも製作として是枝監督が名をつらねる。

これは本当に面白い映画。

故郷を離れ、東京でカメラマンとして活躍する弟・猛。
母親の法事で久々に田舎に帰省し、兄・稔が切り盛りする実家のガソリンスタンドで働く昔の恋人・智恵子と再会する。猛と智恵子とは一夜を過ごし、翌日、智恵子にまた心を寄せる兄と彼女の3人で渓谷へ遊びに行く。猛が智恵子を避けるように写真を撮っているそのとき、智恵子が渓流にかかる吊り橋から落下する。近くにいたのは稔だけだった。事故だったのか、事件なのか? 裁判が進むにつれ兄をかばう猛の心はゆれ、そして証言台に立ち最後に選択した行為とは……。



冒頭から、レトロな雰囲気がまた良い。
2000年代が舞台にも関わらずかもしだす空気感は「探偵物語」か「あぶない刑事」かといった70年代、80年代初頭を思い起こさせる。

安定的なカメラワークの中、時には不安定なそれが二人の兄弟の「ゆれる」心を映し出していく。

制作者の秀逸な演出は、観る者の心もゆさぶる。
それは、登場人物の心象への共感と同情、そして反発と、ある意味目まぐるしい展開についていく中で鑑賞者としての自分の心も揺れ動く。場面場面でここまで登場人物の気持ちについて考えを巡らせようとした映画は久しぶりだった。
あのラストの表情の意味は???

見応えのあるオススメの傑作。

これはもっと早くに見ておけば良かったと後悔。


ゆれる [DVD]

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  • 出版社/メーカー: バンダイビジュアル
  • メディア: DVD








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奇跡 [DVD]

久しぶりにTSUTAYAでDVDをレンタル。

是枝裕和監督の「奇跡」。

九州新幹線の開業を目前にした鹿児島と福岡が舞台。
親の都合で離ればなれ暮らすことになった兄弟。
またひとつの家族として4人で暮らす未来を願う兄の願いは果たして奇跡を起こすのか。。。?
九州新幹線のさくら、一番列車がすれ違うとき・・・

結論から言うと奇跡は起こらずともそれを願い続ければ「何か」が変わるということ。

兄弟を演じる「まえだまえだ」の二人を筆頭にとっても素敵な役者さんたちのアンサンブルもとっっても魅力的。
大塚寧々 オダギリジョー 樹木希林 橋爪功 夏川結衣 阿部寛 長澤まさみ 原田芳雄(亡くなって残念です)



僕も噴火が活発だった一昨年に鹿児島行きましたけど、確かに桜島の火山灰の下で暮らすの「意味分からん」ですよね。本当に運転していても前方がが灰色に染まって怖かったりしたし。「ぼか〜ん」て音は頻繁に聞こえてくるしで、特殊な環境下での生活ですよね。


この映画で、思い出す映画はハイ、「スタンドバイミー」です。

とってもキラキラした時代ですよね。この頃は。

自分も息子もこんな時を過ごすようになるんだろうなと想像してみたり。


で、、、ほんと、子供っていつも走ってますよね〜。

是枝監督の次回作「そして父になる」も楽しみだ。


奇跡【通常版】 [DVD]

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  • 出版社/メーカー: バンダイビジュアル
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スタンド・バイ・ミー [Blu-ray]

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ソーシャルネットワーク [DVD]

大変遅くなったが、ソーシャルネットワークを見た。

フィクションであるにせよ、
ある人生の1パートのダイナミズム、
加速度が途方も無く魅力的に描かれている。

現在のfacebook登録者数はいったい何人だろうか?
当初は非英語圏の人にとって使い辛いインターフェースで取っ付きにくかったが、その後のアップデートみるみる魅力的なサービスが提供されたので今では個人的にも一番魅力的なSNSだと感じる。


(予告編のRADIOHEAD Creep チョイスが良い)

このfacebook(スピードが最も優先される)が出来るまでを、 このタイミングで、それも錚々たるメンバーで映画化するハリウッドのスピード感がこれまた凄い。

こういった現在まさに進行形の事象の発端に触れられたり、その時の人々の息吹が感じられる作品体験って珍しい。それもハリッドの映画パッケージとしてこれが提供されているこがまた驚き。

演者たちも、良く分からんが、、ハマっているし。どこをとっても素晴らしい映画だと思う。
感嘆。


結果的にらしいけど、台詞回しを早回しにすることで映画のテンポアップが計られ実際に当時の物事の流れの速度が演出されている。

撮影カメラはREDが使われたらしいね、見ていて違和感中無かった。
このREDってカメラもfacebookとある意味共通しうる革命感のあるカメラで、
この符号も興味深い。

兎に角こんな魅力的な、なんだろう人生の充実感を描かれると、
「へこむ気分半分、モチベーションあがる気分半分」だな。

ハンパ無く凄いことを開発したんだね、ザッカーバーグは。

これは、お薦めの一本!!


ソーシャル・ネットワーク [DVD]

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  • 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
  • メディア: DVD




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アウトレイジと、 [DVD]

昨夜は時間があったので、ホテルで北野武監督のアウトレイジを見ました。

ヤクザのくだらない抗争、個々人の浴を俯瞰して見つめているような映画で、随所に拘りの画づくりが見られます。


image-20110830084533.png


これと言って、何が言いたいのか僕にはあまり伝わってこなかった。
全体的にブラザーより洗練された印象で、であるがゆえに、少し物足りなさを同時に感じます。

やたら黒、という、色が心に残る映画でした。



で、さらにソウ ザ・ファイルを早送りしながら流し見。

このタイトルは1と2は見た記憶があるのですが、それ以降を見ていないので、ファイルと言っても、サッパリ分からない。

殺し方ってこんなにグロかったっけ?

見ておきながら、あれですが、完全にただの悪趣味映画ですね(^-^)/

これって結局、何作あるの??


アウトレイジ [DVD]

アウトレイジ [DVD]

  • 出版社/メーカー: バンダイビジュアル
  • メディア: DVD



THE LAST MESSAGE 海猿 [DVD]

嫁さんの実家でDVD視聴。

前に買ってあげたTHE LAST MESSAGE 海猿です。シリーズ完結編とのことで、嫁さんは劇場で3D鑑賞してました。
確か、大ヒットしたのかな。

全体としては、前作の方が良かったですよ。
やはり、3作目は難しいよね。

もともと強引なお話の中、
さらに力づくで作品化してますから〜。

加藤あいがカワイイということが、いわゆる一つの救いですな。

しかし、本当にもう完結なの?


THE LAST MESSAGE 海猿 スタンダード・エディション [DVD]

THE LAST MESSAGE 海猿 スタンダード・エディション [DVD]

  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • メディア: DVD





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