ルポ若者ホームレス

図書館で借りてきました。
「ルポ若者ホームレス」。

若者ホームレス50人へのインタビューをもとに、若者が置かれている困難な状況を明らかにする。貧困が再生産される社会構造をあぶりだすルポルタージュといった具合です。

ごく普通の若者と変わらない風貌の彼らホームレス。ネットカフェやファーストフード店で夜を明かすため彼らをホームレスとして見つけることは難しい。極度に不可視化された彼らはまるでカーストの不可触民のようだ。そしてそんな彼ら自らが口にするが「自己責任」なのだからこの国の精神性は特異だ。

実際調査するとホームレスには何かしらの障害をもっているものも多く、それが認識、顕在化されていることは少ない。各々の事情が有りホームレスに転落する、また自らそれを避ける術があったとしてもホームレスの道を選ぶ者もいる。

自分に置き換えると、そんな事にはならないと自信があるものの、、、確かに先の先の将来などわからないのだ、実家の親が亡くなったら？姉夫婦に何かあったら？そして自分も仕事が無くなり離婚したら？何かの犯罪に巻き込まれたら？または犯罪を犯したら？

うむ、清くユルく生きよう。

ルポ　若者ホームレス (ちくま新書)

• 作者: 飯島 裕子
• 出版社/メーカー: 筑摩書房
• 発売日: 2011/01/07
• メディア: 新書

コメント 2

こんばんは！！
此の本、見てみたいです。
だれでもなりたくてホームレスになっているんじゃ無いんですよね・・・
ある日、突然という事もあり得る今の社会・・・夫々の人生を覗いて
見てみたいです．．．
by ちゃーちゃん (2012-10-05 22:00) 

ちゃーちゃん さん
興味深いといっては何ですが、一読の価値ある本だと思います。自分の身に置き換えると怖いです。
by ツヨ (2012-10-06 14:53)