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シャッターを押す。 [カメラ]

制約があるから良いということもある。

映像の制作においてもCM等のオンエアものは15秒、30秒という制作上の時間的制約がある。
この時間的制約のなかで、伝えたいことを決めて表現する。だから訴求したい事も取捨選択、そして決定しなければならない。どのカットにどれだけの時間をかけるのか、映像優先か、または音を際立たせるためにそのカットにかける時間を決めるのかといった具合に制約がのしかかる。もちろん仕事である以上予算の制約も存在する。そして屋外で撮るには自然というコントロールできない制約も存在する。だがこの制約があるからこそ、頭脳をフル回転させ、感覚を研ぎ澄ませてこの制約をのりこえようとする。多くの不確実性と制約があるからこそクリアするための集中力が必要とされる。そこに向かうためのパワーの発現がまた心地よい。

写真を撮る時にもほぼ無尽蔵に在る容量もとにシャッターを切り続け、また瞬間的にその仕上がりも確認できるデジカメでの撮影と容量の制限と仕上がりへの想像力を求められるフィルム銀塩機での撮影では求めらる集中力というパワーの絶対値は違う。
それはある意味スリルなのかもしれない。

それは、便利になればなるほど不便を求める旅人であるし実は人類の永遠のテーマの一つなのかもしれない。


ということで、フィルムを現像してきました。

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