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ステップ [本]

最近は勢いづいてkindleで本を買っている。
今回は重松清さんの「ステップ」。

結婚三年目に妻が急逝。
残されたパパと娘。

そんな家族の変化を娘の美紀が小学校を卒業するまで描いている。

この小説は、小さい子供をもつパパ、
新たな命の誕生を喜ぶ夫婦、
そして目に入れても痛くない孫を愛でるお爺ちゃんに
ぜひ是非オススメ。

随所に自分の場合に置き換えて考えさせられるシーンがてんこ盛りで、あ〜なるほど、、そうだよな〜と思わず声に出してしまいそうになる。

保育園に通う幼い娘、ママがいないという事実の意味も分からぬ姿。
悪意はなくとも向けられる浅はかな言動に傷つく少女の姿。


この本を読むと、とってもとって自分の家族への感謝の念が湧いてきます。逞しく健やかに成長する我が子に感謝。ありきたりだが、この一瞬一瞬がかけがえのない大切な時間なんだと思い知らされる読書体験でした。


(そんな本著からの抜粋)

子どもが育っていくというのは、親を黙り込ませてしまう場面が増えていくということでもあるのだ。



つまりね。人間ってリレーする存在なんですよ。前の人からバトンを受け取って次の人に渡すことって、なんていうか、人間の本能で、人間っていう存在そのものなんじゃないか。

ステップ (中公文庫)

ステップ (中公文庫)

  • 作者: 重松 清
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 2012/03/23
  • メディア: 文庫





nice!(21)  コメント(2) 
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コメント 2

まー坊

ご訪問&nice! ありがとうございました^^

>人間ってリレーする存在なんですよ。・・・確かにそう思います。
以前僕がアップした記事も 大好きな「相田みつを」さんの詩で紹介しています。
http://marbou.blog.so-net.ne.jp/2012-06-26
by まー坊 (2013-01-19 08:15) 

ツヨ

まー坊 さん
相田みつをさん、イイですね。やはり命は繋がるものだし、繋いでいきたいですね。
by ツヨ (2013-01-19 11:49) 

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