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ヤノマミ [TV]

ヤノマミ、それは「人間」という意味。

ヤノマミ、彼らはヤノマミ族以外の者を「ナプ」と呼び、自分たちと明確に区別する。
つまり「人間以下の者」と。

彼らはブラジルとベネズエラの国境付近に住む原住民。

彼らを150日に渡っておったドキュメンタリーをNHKが制作し今年公開された。

この話を会社の先輩から聞き強く見る事を勧められた。
偶然NHKスペシャルの再放送が録画されていて、先ほど視聴した。

間違いなく今年一番興味深いテレビ番組だった。

強烈だ。通常日本の地上はTVでは放映できないグロテスクなシーンも含め、このヤノマミの文化は圧倒的だった。動物の解体シーン、その中にいた胎児の生々しい映像。血が周囲に散乱し、肉片に群がる虫、肉片を運ぶ虫達。首のない動物の薫製・・・・無造作に手づかみにされる胎盤・・・・

そして女子は平均14歳で妊娠・森の中で出産。
へその緒がついたままの状態で人間の子供として育てるか、精霊にするかの選択を迫られる。
精霊にすると決めた場合、へその緒がついた状態でバナナの皮にくるみ、白アリのアリ塚に放り込む。その後、白アリが食べつくすのを見計らい、そのアリ塚を焼いて精霊になったことを神に報告する。


彼らの目には一様に力が迸っている。

生の力が強いと感じられるのは、つまり死が鮮明だから生も鮮明だということだ。

まったくこの日本にこの時代に生きている社会、価値観とは異なる。
これだけの、違いもつ人間がまだ地球上に今この時間も生きているということは驚異だ。


そしてこの番組忘れてはならないのはナレーションだ。
これが秀逸で、ナレーターをつとめたのは舞踏家の田中泯さんだ。

出だしの言葉から非常に引き込まれてしまう。スゴイ。

これは見る機会があったらぜひ、すべての人に見て欲しい者です。

星☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ ほしいくつでもあげたいです。

日本のテレビも世界に誇れる番組作ってますね。


悲しい物語―精霊の国に住む民ヤノマミ族

悲しい物語―精霊の国に住む民ヤノマミ族

  • 作者: アルナルド ニスキエル
  • 出版社/メーカー: 国際語学社
  • 発売日: 2007/08
  • メディア: 単行本





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