経年

2009年初より勤務先が引っ越したことで
永らく愛用してきたラーメン店へ足が遠のいた。

渋谷の「味源」。

大学時代、2000年、渋谷でバイトしていた頃より足しげく通った北海道系のラーメン店。
たまに諸事情で足が遠のいたこともあったが、

一番自分の舌になじみ、飽きる事なくこれまで数えきれないほど食べてきたラーメン。
醤油に塩に味噌。どれもこれも好きだった。

値段も安く醤油と塩は一杯600円で大盛りも同値段、さらにランチタイムは小ライスがサービスでついてくるというハイコストパフォーマンス。

しかし昨年頃から時代の流れもあって600円→650円に値上げ。

そして今日、久々に渋谷に用事あったので暖簾をくぐってみたのだが、
残念だな。基本的には美味しいが、これもでの自分の中での味源の歴史と比較すると
麺の量は心無しか少なくなり、必要以上に脂が多く、
さらに決定的なことに叉焼がこれ見よがしに薄くなってしまった。
渋谷のセンター街という場所柄もあるが、常連客の想いは無視されているのだな。
さみしい。

また、このような回顧が出来てしまうということで
自分の齢の経年もつくずく感じる昨今だ。

何か物事を振り返ってしまう季節にさしかかってきた。